最近のペットブームで需要が高まっているハリネズミ。
威嚇のために体にある針をばさっと逆立てるイメージですが、実物を見てみると可愛い顔をしています。
そんなハリネズミ、飼育するためには何が重要なのでしょうか?
まずは基本のハリネズミの飼育方法を知ろう
ハリネズミの餌
昨今はハリネズミを飼う人が増えてきたので、ハリネズミ専用フードが一般的になってきました。
でもハリネズミは意外にグルメ。
飽きやすく、フードを食べない日が続くことも。
そのままではいけませんので、違うフードをいくつか用意し、ローテーションで使ったり、混ぜて使ったりしましょう。
毎日味を変えることが重要です。
・騒がしくない
・振動がない
・他の動物と接触しない
・直射日光が当たらない
・温度差が激しくない
・埃や湿気がない
・においがない
ハリネズミは聴覚・嗅覚が優れていたり、暑い寒いに弱い動物です。
他の動物は外敵とみなし、思わぬ怪我をしてしまいます。
それにダニやカビによって病気になる可能性もあります。
快適な場所を確保し、施設内を清潔にできたら今度は慣らしてみましょう。
ハリネズミには針があり、その針が怖くて構いたくても構えないということが最初はあります。
そうした人間の態度をハリネズミも感じてしまうのです。
ハリネズミの個体差はありますが、慣れさせれば動物病院に連れて行かなければならない時も安心できます。
飼い始め2.3日はハリネズミも新しい環境に緊張しているのでそっとしておき、できるだけストレスを与えないようにしましょう。
ハリネズミをケージに入れる前に、トンネルなど寝床以外の暗くて狭いものをなくし、その寝床に飼い主の匂いがついているものを用意しましょう。
ハリネズミは新しいところにきたらまず安心できる隠れ家を探します。
そこが寝床になりますので、その安心できるところに飼い主の匂いがあることを覚えさせ、飼い主に慣れさせることができるのです。
えさや飲み水もあらかじめ用意しておいてください。
始めは販売されているところを同じ餌が好ましいです。
えさや飲み水の取り換え以外は構わず、人の気配を感じさせないようにするのが大事です。
まず、安心をハリネズミに与えてあげましょう。
ハリネズミを飼育する際に持っておきたいグッズはこれ
ハリネズミは意外と運動不足になりがちです。
十分に運動ができるケージや飼育施設を準備しましょう。
広い分にはいいのですが、最低でも奥行き30㎝、幅60㎝は必要だと言われています。
★オススメ:ケージ
デメリットが少ないのはケージです。
風通しがよく、脱走の心配がありません。ですが、底の金網に足を引っかける可能性があります。
ハリネズミはもともと夜えさを探し回る動物です。
飼育するにあたって運動不足になりがちになることが多いので、回し車を用意します。
よくハムスターなどが乗っているあれです。
ですが、ハリネズミの中では気に入らずになかなか乗ってくれない子がいるそうです。
そういった子にはケージを広くしてより動けるようにしておくか、ケージから出して安全を確保したうえ室内で動きまわらせてください。
また、えさや虫を探させたり、砂遊びをさせたり、トイレットペーパーの芯などを入れて遊ばせることはハリネズミの本能を満足させますので、ぜひやってみてください。
床材は消臭効果のあるアレルギーを起こさないものが適切だと言われています。
★オススメ:コーンリター
トウモロコシ100%でハリネズミが食べてしまっても大丈夫なようにできています。
その上、安全性、吸収性もあり、夏・冬構わず1年中使えます。
ハリネズミの寝床は防衛という面から隠れられる物陰を好みます。
体を伸ばしても寝られるサイズのものを用意しましょう。
特に知っておきたいのはハリネズミには針葉樹にアレルギーがあるということです。
ヒノキの猫砂を床材に使ってしまうと、アレルギー反応が出てしまいます。
体に接する部分、口から吸いこみやすいものには針葉樹性のものは使わないようにしましょう。
まとめ
ハムスターなどペットして定着しているものは人にも慣れていて、人にとっては脅威になるものではないですが、ハリネズミは人も思わぬ怪我をする可能性があります。
けれど、ちゃんと人に慣れさせれば遊んであげれますし(遊ばれている?)スキンシップもできますよね。
今回ご紹介したのはごくごく一部ですので、これからハリネズミの飼育を検討している方はよく調べてくださいね!