スーツで仕事をしていると、食事の際につい汚してしまうことってありますよね。
帰宅前ならまだしも、昼時ともなればすぐにクリーニング店へ行くわけにもいきません。
そんな時に、その場ででできる染み抜きの応急措置と、その後の対応についてご紹介します。
スーツのシミを応急措置 正しい対処法
1,ティッシュペーパーを濡らし、シミの部分を軽く濡らします
2,シミの裏側をハンカチ等で押さえ、付着したシミをそのハンカチに移し取ります。
この際、ハンカチがなければ、ティッシュでも構いません。
3,1と2を繰り返し、シミが取れたら乾いたティッシュで水気をしっかり拭き取ります。
水とティッシュとハンカチさえあればできるので非常にシンプルです。
それでもなかなかシミが取れない場合は、洗剤やハンドソープをティッシュに含ませるとより効果的です。
1,乾いたティッシュで汚れをしっかり拭き取ります。
この段階でティッシュに水を含ませてしまうと、油分が取れないのでNGです。
2,ティッシュに水と石鹸などを含ませ、シミの部分になじませます。
3,裏側からハンカチ等で押さえ、付着したシミをそのハンカチへ移し取ります。
この工程は水溶性のシミと同様です。
4,最後に乾いたティッシュで水気をしっかり拭き取ります。
水溶性のシミと油を含んだシミにおける対処法の大きな違いは、初期対応です。
水溶性は濡れたティッシュで、油を含んだ汚れは乾いたティッシュを当てましょう。
ここさえ間違えなければあとはほぼ共通の工程です。
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スーツのシミを応急措置 しつこい油汚れの除去法
油を含んだシミは応急措置でもなかなか取れないことがあります。
そんな時はお湯と中性洗剤を使いましょう。
熱を加える事によって油が溶け出し、落ちやすくなる可能性があるからです。
その際はくれぐれもやけどしないように気をつけてください。
そして、中性洗剤ですが、食器洗いをする際にただ水で洗うより中性洗剤を使ったほうが油汚れが落ちやすいのと同じ理屈です。
ただし、服の種類によっては色落ちしてしまうこともあるので、目立たない箇所で試してみることをおすすめします。
せっかく汚れが落ちても、元々の色まで落ちてしまったら本末転倒ですからね・・・。
スーツのシミを応急措置 最後はクリーニング店へ
お湯や中性洗剤を使った措置を施しても取れない頑固な汚れは、潔くクリーニング店へ持って行きましょう。
「まだ何かすれば落ちるかもしれない」などと淡い期待を抱いていると、時間の経過とともに落ちる汚れも落ちなくなってしまいます。多少の出費は惜しまないようにしましょう。
近所のクリーニング店で落ちなかったシミを落とすという凄腕のクリーニング店もあるそうです。
遠方でも宅配で受け付けているので、よほどお気に入りの服である場合は、応急措置だけやって、最初からそこへ送ってしまったほうが得策かもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スーツへのシミは極力付けないに越したことはありませんが、やはりどうしても付く時はついてしまいます。
また、自分のスーツでなくとも、飲み会の時に隣に座っている人がうっかり付けてしまうこともあります。
そういった場面で上記の応急措置を知っているだけでも、結果は大きく変わってくるかもしれません。
落とせるシミは自分で落とし、それが難しければクリーニング店へお願いする。そういったスタンスで大事なスーツを守りましょう!