冬になるとこたつを出すのが習慣化されている家庭も多いと思います。
そこで、気をつけたいのがこたつでの昼寝。
暖まる分には構いませんが、そこで寝てしまい喉の渇き、痛みや頭痛、体の怠さを感じたことはないでしょうか?
最悪そのまま風邪をこじらせるということもあるので、今回はその理由やメカニズムについてご紹介します。
”こたつ”もうないんだよなぁ。。
しばらくない。でも、あるといいなぁ♪
風邪引くが、”こたつでうたた寝”が、最高なんだよねんねん♪— アドル@大丈夫だおそらく♪ (@nyadol) 2016年10月3日
なぜこたつで昼寝をすると風邪を引くのか?
冷たい床の上ならまだしも、温かいこたつの中で昼寝をして風邪をひくというのはちょっと納得がいかない方もいらっしゃるかもしれません。
大きな原因は人間の体温調節機能にあります。
通常、人は寝るときに汗を発散し、体温を下げる働きをします。
しかし、こたつの中で寝てしまうと、いくら汗を発散しても体温が下がりません。
そのため、過剰に汗を発散して脱水症状に陥ってしまうことにより、喉の渇きやイガイガ感といった風邪の初期症状が出てきます。
また、上半身は冷たくで、下半身は温かいというアンバランスな状態が体温調節機能に悪影響をもたらすとも言われています。
毛布のようにこたつを首元まで引き寄せたら風邪を引かないかというと、それは違います。
前述でもお伝えしたとおり、過剰に汗を発散してしまうため、いずれにしても風邪を引くリスクは高まります。
こたつで昼寝をしても風邪を引かない方法は?
それでもこたつの中でまったりしていると、つい寝てしまうことはあります。
そういった場合にも風邪を引くリスクを最小限に抑えるための策を紹介します。
・タイマーを付ける
数時間後に切れる設定にしておけば、万が一寝てしまっても朝までこたつが温かいままということは避けられます。
しかし、上半身が冷気にさらされていると、それが原因で風邪を引いてしまう可能性があるので注意が必要です。
・上半身に毛布をかける
上半身と下半身の体温差をなくすことが目的です。
タイマーと併せて活用すれば、過剰な発汗を食い止め、上半身の体温も維持できるので安心です。
いずれにしても、「こたつで寝ない」ことに越したことはないので、それだけは念頭に置くことを強くおすすめします。
そもそも体温調節機能にとっては百害あって一利なしですからね。
こたつで昼寝をするとこんなリスクも・・・
こたつで昼寝をすると、風邪以外にも下記のようなリスクが潜んでいます。
・自律神経の乱れ
うつ病や不眠の原因はこの自律神経の乱れが原因の1つとされています。
・疲労が蓄積する
体温調節機能に異常をきたすため、必要以上に体力を消耗してしまいます。
昼寝をして疲れが溜まってしてしまったら、本末転倒ですね。
・腰痛
狭いこたつの中で昼寝をすると、寝返りもままなりません。
そのため、同じ姿勢で寝続けることになり、体のあちこちが凝ってしまいます。
・脱水症状
冬では考えにくいですが、こたつの中は真夏のような状態です。
寝ていると、喉の渇きに気付きにくいので余計気をつける必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
こたつで昼寝をしていると、1度はご両親等から注意されることがあったのではないでしょうか。
しかし、その理由まで教えてくれる方というのは比較的少ないはずです。
理屈が分かれば、あとはこたつでの昼寝を避けるのみです。
こたつは暖を取るための手段として割り切り、寝る時はちゃんと布団を敷いてから寝るように心がけましょう!