喪中の方へのご挨拶として使ったり、喪中とは知らずに年賀状を送ってしまった先にお詫びとして送るといった用途がある寒中見舞い。
しかし、この寒中見舞いを送るべきタイミングについて悩まれたことはないでしょうか?
こういったマナーについて厳しい方も依然としていらっしゃいます。
今回は寒中見舞いを送るべきタイミングと、写真掲載の可否、子供にも寒中見舞いを書かせるべきか否かというテーマでお伝えします。
寒中見舞いを送るべき適切なタイミング
寒中見舞いは通常、松の内と呼ばれる期間が明けてから送ることになっています。
松の内は1月7日で明ける為、1月8日から節分の2月3日あたりまでに出すのが良いでしょう。
立春の2月4日までに寒中見舞いの発送が間に合わなかった場合は、余寒見舞いを出しましょう。
余寒見舞いは立春から2月末までに出すとされております。
松の内が明けたら寒中見舞い、立春が過ぎたら余寒見舞いという風に覚えておけば、出し間違いは防げるはずです。
寒中見舞いに写真を載せるのはOK?
年賀状を出せなかった代わりに、寒中見舞いで家族の元気な姿を見せたいという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これは避けた方がいいです。
「喪中なのに笑顔で写っている写真を貼りつけるなんて無礼だ」と捉えられがちだからです。
親しい間柄にある人だけ家族写真を載せて、それ以外は文面のみで済ませるという方法もありますが、原則家族写真はNGだと考えて間違いないです。
どうしても送りたいということであれば、寒中見舞いとは別に送ってみてはいかがでしょうか?
今時LINEなどのコミュニケーションツールもあるので、こういう時こそ活用するべきです。
したがって、家族写真の掲載は翌年まで控えたほうが無難です。
寒中見舞いは子供にも出させるべきか?
子供にも寒中見舞いを書かせるべきか悩む方もいらっしゃるかもしれません。
お子さんが小学生以下であれば、喪中は関係ないと捉える方多いです。
そのため、例年通り年賀状でのやり取りをしても構いません。
しかし、中学生以降になってくると、喪中が関係あると考える人とそうでない人で二分化します。
そのため、寒中見舞いを書かせる方が無難でしょう。
子供とはいえ、社会のルールを多少なりと覚えていかないといけない時期ですからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人が亡くなるタイミングはそれぞれであるため、必ずしも喪中はがきが出せるとは限りません。
そういった場合も、年賀状と同類と考えず、喪に服しているという気持ちを忘れずに、質素な形で寒中見舞いを送ることが良しとされています。
くれぐれも、家族の笑顔が写った写真を親戚友人等に、寒中見舞いとしてあたりかまわず送るのは控えましょう。