お正月は普段顔を合わせない方と食事を共に過ごす機会が多く、食事もお酒も進んだのではないでしょうか?
またお姑さんとつきっきりだった方は、胃がキリキリしているはずです。
そんなちょっと胃が弱りがちな時期におすすめなのが七草粥です。
今回は七草粥をいつ食べるべきか、またその作り方と残ってしまった際のアレンジレシピについて紹介します。
七草粥はいつ食べたらいいの?
通常、七草粥は人日の節句(1月7日)に食べると言われています。
別名七草の節句とも言われています。
五節句の中の1番目の節句です。
※節句・・・中国で定められた季節の変わり目
1月7日は正月の最終日であることからも、七草粥で正月気分を一掃するという意味合いもあります。
ただ、実際1月7日まで休みの企業はそうそうないと思うので、否応無しに一掃されていると思いますが(笑)
七草粥の由来と作り方
七草粥に使う材料と意味、由来、効果は以下のとおりです。
・セリ
(意味・由来)競争に勝つ、競り勝つ
(効果)整腸作用、利尿作用、食欲増進、胃を丈夫にする
・ナズナ(別名:ぺんぺん草)
(意味・由来)撫でて汚れを落とす
(効果)利尿作用、むくみ、止血作用
・ハコベラ
(意味・由来)反映がはびこる
(効果)歯槽膿漏、胃の炎症
・ホトケノザ
(意味・由来)仏の安座
(効果)食欲増進、歯痛
・ゴギョウ(=ハハコグサ)
(意味・由来)仏体
(効果)痰、咳、喉の痛み
・スズナ
(意味・由来)神を呼ぶ鈴
(効果)整腸作用、消化促進、しもやけ、そばかす
・スズシロ
意味・由来)汚れのない清白
(効果)風邪予防、美肌効果
歯科関連の症状に効く材料が多いのは意外ですね。
とはいえ、本当に歯が痛い時は七草粥に頼らず、正月も開いている歯医者さんへ急行してください。
スーパーに売ってある七草粥の詰め合わせには上記7種類が入っていることが多いです。
ただし、地域や家庭によっては種類が異なるかもしれませんので、その点は留意しておいてください。
七草粥の作り方
②米1/3合に対し、水500mlを入れて30分浸す
③強火で炊き、吹いてきたら弱火で20〜30分程度様子を見る。
④最後に七草と塩を加えて完成
七草粥の残りを活かすアレンジレシピ
前述の作り方が一般的ではありますが、そのままだと如何せん味気がないです。
本当に胃が持たれて仕方がないという方であれば、十分だと思いますが、至って健康な方にとっては、少々物足りなさを感じるかもしれません。
せっかく作ったは良いものの、不人気で大量に余ってしまうことも想定されます・・・。
そこで、最後までおいしくいただくためのアレンジレシピも合わせて紹介します。
お餅入り白味噌仕立ての七草粥
お正月の間で食べきれなかったお餅をここぞとばかりに入れると、七草粥もお餅も消費できて一石二鳥ですね!(笑)
お餅もしっかり煮込めば柔らかくなるので、アゴがダルくなる心配もありません。
鮭茶漬け風の七草粥
既に出来上がった七草粥に、鶏ガラスープの素と鮭フレークを加えるだけのシンプルなレシピです。
しかし、鶏ガラのダシで味付けがしっかりするので、「七草粥は病院食みたいで嫌だ!」という方にはおすすめです。
トッピングで鮭フレークを入れると、なお美味しそうですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お正月の締めくくりにふさわしい一食になる七草粥ですが、少々クセがあり、好き嫌いが分かれます。
そんな時でもちょっとしたアレンジを加えるだけで、万人受けする料理に早変わりさせることもできますので、1月7日に是非七草粥を作ってみてください!