風邪のひきはじめからしつこく付きまとってくる鼻水。
熱が下がっても、鼻水がダラダラと垂れてくると、誰でも嫌な気分になるものです。
そこで今回は鼻水を色別に分析し、その原因や仕組み、効果的なツボについてご紹介します。
鼻水の色別に考えられる症状
鼻水は体の調子を表すメーターのようなものです。
・透明色
一般的に風邪のひき始めやアレルギー反応によるものです。
アレルギーは仕方がないものの、風邪のひきはじめが疑われる場合は、このタイミングで休息をしっかり取るなどして、悪化を防ぎましょう。
・黄緑色
風邪が治りかけた時期に多いです。
なぜなら、体内で風邪のウイルスと戦った白血球の残骸がそこに含まれているからです。
従って、決して悪いものではなく、むしろ風邪が快方に向かっている証拠と捉えてもらえればと思います。
・オレンジ色
こちらは上記2色とは状況がことなります。
そもそも鼻水ではなく、膿である可能性が疑われます。
鼻の奥にある副鼻腔と呼ばれる場所にウイルスが侵入し、炎症が起きている場合にオレンジ色の鼻水が出てくることがあります。
放置すると慢性化する可能性があるので、早めに耳鼻科へ行きましょう。
副鼻腔炎は風邪を引いた際に発症しがちであるため、注意が必要です。
・赤色
鼻血が鼻水の中に混じっている可能性が高いです。
そのまま噛み続けると、鼻血そのものが出てくる可能性があるので気をつけましょう。
鼻の粘膜が何らかの衝撃により、傷ついている可能性があります。
・白色
風邪を引いている最中にありがちな色です。
まじまじと鼻水を見る機会もそうないと思うので、これを期に1度ご自身の鼻水を観察されてみてはいかがでしょうか?
鼻水の仕組みや原因
鼻水は鼻腺と呼ばれる場所で作られています。
風邪を引いた際に病原菌を外に追い出したり、乾燥を防ぐために生成されます。
風邪を引いた際には過剰に分泌されるので、結果的に止めどなく鼻水が流れてきます。
鬱陶しい存在ではありますが、実はちゃんと役割を果たしているのです。
鼻水に効くツボ
晴明(せいめい)と迎香(げいこう)鼻の両脇にツボがあります。
晴明は目頭のすぐ横の鼻の付け根にあります。
迎香は小鼻の両脇にあります。
ここを押してあげることで、鼻水や鼻づまりを抑制する効果があります。
2箇所のツボを指でこすり合わせるようにします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一見へんてつのない鼻水も色によって、体の状態を知ることができます。
日頃が入念に観察し、必要に応じて素早く病院へ行きましょう!