ようやく風邪が治ったと思ったら、頭痛が治らない・・・。
こんなことはないでしょうか??
これでは完治とは呼べませんし、仕事にも支障をきたしかねません。
そこで今回は、風邪が治った後も頭痛が続いてしまう原因と対策についてご紹介します。
風邪が治った後に頭痛が続く原因
そもそもなぜ風邪が治った後も頭痛が治らないのでしょうか?
頭痛という症状の裏には色々な病があったりしますから心配ですよね・・・。
でもご安心ください。
風邪を原因とする頭痛の場合は、一時的な痛みで終わります。
なぜなら、風邪を引いている期間は、鼻づまり等で呼吸が浅くなり、頭に酸素が十分に運ばれないことによるものだからです。
従って、風邪による鼻づまりさえ治ってしまえば、あとは頭痛が治るのも時間の問題です。
残念ながら鼻づまりが治ってから頭痛が治るまでに時間差があるので、余計な不安が頭をよぎってしまいます。
また、解熱剤を使用したことによる免疫の低下が原因だったりします。
解熱剤は上がりすぎた体温を下げるとともに、免疫力も下げてしまうという副作用を併せ持っています。
そのため、熱だけ解消されて、残りの症状が依然として改善されないということもあります。
そういった意味でも、解熱剤は不用意に使用しないことをおすすめします。
熱だけ下がっても、頭が痛かったら日常生活に復帰するのは難しいですからね。
ただし、その頭痛が風邪によるものではない可能性もあります。
1週間経っても治らない場合は、内科や脳神経外科等で1度診察することをおすすめします。
風邪に伴う頭痛だと思っていたら、実は髄膜炎だったというケースもよくあります。
入院することもあるので、その場合には素早い対応が求められます。
風邪が治った後の頭痛を抑える方法
頭部を冷やす
頭痛は頭の欠陥が膨張し、神経を圧迫することによって生じます。
従って、その膨張を和らげるために頭部を冷やしましょう。
冷やすと言っても体温より少し低いぐらいでとどめるようにします。
氷水などを当ててしまうと、かえって痛みが悪化する可能性があります。
ツボを刺激する
頭痛に効くツボを押すという手もあります。
例えば風池は耳たぶの内側両サイドにあるツボですが、ここは頭痛以外にも肩こりや眼精疲労にも効果があります。
アロマオイル入のタオルを頭にのせる
ラベンダーには酢酸リナリルという鎮静作用成分を含んでいます。
そのため、洗面器などに水とアロマオイル数滴を垂らし、そこにタオルを入れて絞り、頭に乗せるとそれだけでも痛みを抑えられます。
首や肩のマッサージ
療養期間が長いと、首や肩が凝り固まっている場合があります。
そうすると、血液の循環が悪くなり、頭痛が誘発されます。
首や肩を蒸しタオル等でしっかり温め、軽く押しましょう。
風邪が治った後の頭痛にロキソニンは効果的?
風邪薬が不要になった段階であれば、ロキソニンは使用しても構いません。
ただし、胃を荒らしてしまう可能性もあるので、その点は注意が必要です。
鎮痛剤として有名なロキソニンですが、実は解熱効果もあります。
そのため、風邪などを引いた時に使う方もいるようですが、病院から薬を処方された場合は、ロキソニンとの併用が問題ないのか、医師か薬剤師に相談するべきです。
ロキソニンに含まれている成分と同じ効果が期待できる成分が、処方箋にも含まれている場合があります。
これらを同時に飲んでしまったらどうなるでしょうか?
必要以上に摂取することになり、場合によっては何らかの副作用が生じる場合があります。
・風邪薬を使わなくなったら自分の意思で飲んでみる。
・それでもダメなら病院へ。
この流れで確実に頭痛を治しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「風邪が治ったのにどうして頭痛だけ?」と怒りの感情を持ちたくなる気持ちもわかります。
しかし、体にもそれなりの事情があるので、そこは多めに見てもらえればと思います。
ただし、あまりに長期間頭痛が続くようでしたら、ためらわず病院へ行きましょう。