娘さんが小さいころであれば雛人形も毎年活躍しているかと思います。
しかし年を重ねていくにつれて、出番が少なくなってくる家庭もあるのではないのでしょうか?
かと言って、粗大ごみとして捨てるわけにもいきませんよね?
そこで今回は、雛人形を気持ちよく処分するための方法や時期と娘に譲ることについてご紹介します。
由緒正しい雛人形の処分方法
不要になった雛人形は供養してもらいましょう。
神社やお寺で承ってくれるところもあるので、1度確認してみてください。
供養にかかる費用は3000円~5000円です。
神霊が依りつくものを無下に扱いたくないと思っている方にとってはベストな手段です。
また、近くに供養してくれる神社がない場合は郵送による供養の代行サービスを利用してみるのも1つの手です。
一般社団法人日本人形協会では、お人形差出キットを使った雛人形の供養代行サービスを行っています。
電話かWEBの申込でキットが届きますので、非常に手軽です。
費用はキット一箱につき5000円です。
神社や寺で供養する場合とさほど変わりないので、持っていく手間暇を考えるとこちらの方が手早く供養ができます。
ただし、人形以外のものは供養の対象にならないので、注意が必要です。
せっかく高値で買ったんだから、せめて何らかの見返りが欲しいという方にはネットオークションによる出品をお勧めします。
世の中には人様が使った後の雛人形でも対して気にしない方もいます。
そういった方にネットオークションを通じて譲ってあげれば出品者側からすれば、不用品が家からなくなり、落札者側からすれば新品では到底変えない高級品が手に入り、お互いに利益があります。
とはいえ、雛人形は電化製品などとは異なるので、どこまで割り切ることができるかが重要です。
雛人形を処分する時期
雛人形を処分するタイミングとしては、「ひな祭りに季節になっても人形を飾らなくなった時」が適切ではないでしょうか?
クリスマスにクリスマスツリーを飾るのと同様に、雛人形にも飾るべき時期(節分の翌日~3月中旬)があります。
この時期になっても押入れの奥深くに眠っているという状況が数年続いたら、本学的に処分を検討しましょう。
そのまま置いておいても、押入れの肥やしになるだけですし、雛人形としても、完全に行き場を失った状態で面白くはないはずです。
娘の就職や結婚などのタイミングで家を出ることになった場合に雛人形は役目を終える傾向にあるので、そこで1度検討してみましょう。
雛人形を娘に譲るのはNG?!
雛人形は元々、厄から守ってもらうためのいわばボディーガードのような役割です。
また、この厄除け効果は雛人形1つにつき、1人までです。
そのため、効果の切れた雛人形を娘に譲るのは極力避けましょう。
とはいえ、7段飾りで100万越えとも言われる雛人形の飾りを1代で処分するなんてもったいない!と思われるかたもいらっしゃるはずです。
経済的に娘のために新たな雛人形を用意する余裕がないということであれば、苦肉の策として母親の雛人形を代用するのも1つの手です。
娘には用意できないからと言って、母親の分を処分してその代替品を一切用意しないというのもあまりにかわいそうですからね・・・。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
雛人形は昔から魂が込められていると言われておりその扱いは非常に難しいです。
しかし、経済環境や家庭の事情に合わせて、臨機応変に雛人形を扱いましょう。