雛人形の手入れはされていますでしょうか?
1年のうち長くて2ヶ月程度しかお披露目されることのない雛人形。
残りの期間は押し入れの中などで眠っていることになります。
手入れを怠ったまま放置していると、カビや虫食いの原因にもなりますので、注意が必要です。
そこで、今回は雛人形を長持ちさせるための手入れ方法についてご紹介します。
雛人形の手入れ 顔の部分はどうする?
雛人形の肝となる顔の部分。
虫食いやカビが生えてしまったら、もはや見れたものではなありません。
まず、大前提として雛人形の顔を素手で触らないようにしましょう。
手袋の着用は必須です。
手には皮脂が付いていて、それが汚れやカビの原因になるからです。
一般的な洋服であれば、洗濯機に放り込めば問題ありませんが、雛人形のようなデリケートなものを洗濯機で洗うわけにはいきません。
万が一汚れがついてしまった場合は、綿棒や毛筆をつかってやさしくお手入れをするように心がけてください。
雛人形の髪の手入れ
はたきや小さなブラシで優しくお手入れをしてください。
また、髪の毛の部分は接着剤が使われております。
実はこの接着剤がゴキブリの餌になることもあります。
そのため、保管状態が悪いと髪の毛が無くなってしまうという嘘のような本当の話があるので注意しましょう。
具体的には、袋でくるむなどして、どうあがいてもゴキブリが寄り付かないように密封するといった工夫を施すと良いでしょう。
雛人形にカビが生えないための手入れ
どれだけ丁寧に扱っても、しっかり密封しても湿気対策が不十分だと1年後開封した時にカビまみれになっていて腰を抜かすということも考えられます。
そこで、仕舞う前に2つ手間をかけましょう。
1つは天日干しです。
布団と同じでずっと室内に保管していると、湿気でカビが生えます。
それを防ぐためには天日干しが一番です。
直射日光を避けて干すようにすれば、湿気もなくなり除菌効果もあるのでおすすめです。
そしてもう1つは防虫剤や乾燥剤の利用です。
せっかく天日干しをしても、押し入れの中の湿度が非常に高いとカビが生えるのも時間の問題です。
また、押し入れはどうしてもネズミやゴキブリのすみかになりがちです。
ただし、乾燥剤と防虫剤を一緒に入れると、変色の原因になるので、極力湿気の少ないところで防虫剤を入れて保管するというのがベストです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
意外と雛人形の保管には神経を使います。
「そんな面倒な保管はしたくない!」という方は雛人形のレンタルサービスを利用するとよいでしょう。
都度お金はかかってしまいますが、収納スペースや防カビ防虫対策を気にかける必要もありません。
もし保管が面倒で雛人形を手放すことを検討するなら、こういったサービスを使って賢くひな祭りを堪能しましょう!