花粉症になるとくしゃみや鼻水など様々な症状に見舞われます。
その中でもひときわ辛いのは目の痒み。
かいてはいけないと理屈では分かっていても、ついついかいてしまい症状が悪化するという負の連鎖・・・。
花粉症の患者の家9割以上の方が、このしつこい目のかゆみに悩まされているという驚愕のデータがあります。
頻繁に目をゴシゴシこすっていると、仕事や勉強に集中はできないですし、女性の方だとメイクの崩れは避けられません。
そこで今回は花粉症に伴う目のかゆみに効果的な対策についてご紹介します。
花粉症における目の症状対策
まず花粉症で目が痒くなってしまった場合にやってほしい対策についてご紹介します。
いかんせん、目をこするというのはご法度ですので、いかにして目をこすることなく痒みを抑えるかがポイントになります。
目の痒み対策①「目薬を差す」
ヒスタミンと呼ばれる成分が含まれている点眼液を差すと、目の痒みを抑える効果が期待されます。
このヒスタミンとは、目の神経を刺激し、痒みを引き起こす原因物質で、これを抑えることによって目の痒みも軽減させることができます。
薬局に行けば迷ってしまうぐらいたくさんの花粉症対策用目薬が置いてあるのは事実です。
しかし、市販の目薬は万人に効果が出るような配合になっているため、その人にとって必要な成分が少なかったり、逆に必要のない成分が過剰に入っていたりすることがあり、あまり効果的とは言えません。
そのため、一度病院へ行き、医師から処方箋をもらった上で目薬をさすようにしましょう。
また、目薬を使う頻度にも注意が必要です。
痒いからといって一度にたくさんさしても、涙で薬の成分が流れでてしまうので、あまり効果がありません。
処方箋に1日2回と書いてあれば、その通りに利用するようにしましょう。
痒くない問は1日1滴も使わず、痒い時は1日に何度も使ってしまうといった、ムラのある使い方はお勧めできません。
目の痒み対策②「目を洗う」
かゆみの元となる部分は、花粉が眼球に付いている限りどうにもなりません。
根本的に目の痒みを軽減させるためには、目に付いている花粉を落とすことが何より重要です。
ただし、目を洗うと言っても適当に水で洗い流せば良いという話ではありません。
水道水には様々な雑菌が含まれていることがあり、場合によっては花粉症とは全く関係ない眼病を引き起こすという2次被害に遭ってしまう可能性があります。
それを避けるためには専用の洗浄液の利用をおすすめします。
手っ取り早く使いたい方は、コンタクトレンズを普段つけている人が眼病予防を目的に使う洗浄液を利用しましょう。
そちらを使うと良いでしょう。
ただし、ある程度目の痒みが進行していて、こすった跡があると、目を洗浄した際にしみることがあります。
洗浄液を使った後の清涼感がヒリヒリする原因です。
そう言った際には、眼科で専用の洗浄液を処方してもらいましょう。
防腐剤などが気になる方は、使いきりタイプの物を選ぶと良いでしょう。
少々割高にはなりますが、清潔感を担保できると思えば必要経費として割り切ることができるのではないでしょうか?
花粉症の時はコンタクトとメガネどっちが良い?
花粉症の時は、極力コンタクトレンズの使用は避けたほうが無難です。
なぜなら、コンタクトレンズに花粉が付着することにより、症状が悪化する可能性があるからです。
特に使い切りではないタイプの場合、花粉が付着したコンタクトレンズを長期間に渡って装着することになるので、目への負担は避けられません。
メガネであれば、目の真ん前にレンズという壁ができますので、向かってくる花粉をシャットアウトすることができます。
また、仮に花粉が目の中に入ったとしても洗浄液ですぐに落とすことも可能です。
ただし、多くの方が花粉シーズンも普段と変わらずコンタクトレンズの装着を望んでいるというのが現実です。
そのような場合はどうすればよいのでしょうか?
短期使い捨てタイプのコンタクトレンズを使うという手があります。
捨てるまでの期間は短ければ短いほど、花粉が付着する可能性が減るので、好まれます。
多少割高にはなりますが1DAYタイプが理想です。
花粉症の時目のかゆみに効くツボとは?
外出先で耐え難い目のかゆみに襲われた際、手軽にできるツボ押し対策法があります。
承泣
→しょうきゅうと読みます。目の真下にあるツボで、下から押し上げるようにして押すのがポイントです。
太陽
→目の中心部分の真下にあるツボで、目のむくみを取る効果もあります。
清明
→せいめいと読みます。目頭と鼻の付け根の間のツボで、人差し指と親指で押すようにするのがポイントです。
職場でも電車内でも簡単にできるツボ押しですので、ぜひ1度試してみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
花粉症に伴う目の症状対策と一口に言っても様々です。
その人の好みや相性もあるので、あなたにあった対策を1日も早く見つけ出し、辛い花粉シーズンを乗り切りましょう!