花粉症といえば大人の病気と思っている方はいらっしゃいますでしょうか?
実は子供の間でも花粉症は例外なく発症しています。
さらに悪いことに、子供の発症例は毎年増える傾向にあります。
せいぜい小学生ぐらいが花粉症のはじまりかと思いきや、赤ちゃんですら発症してしまうというから驚きです。
大人ですら仕事に手がつかないほどつらい訳ですから、子供に関してはさぞかし辛いことでしょう。
そこで、今回は子供に花粉症らしき症状が出た場合に、何科の病院へ連れていけばいいのか、気になる検査内容やおすすめの薬についてご紹介します。
子供にも花粉症対策は必要?!
冒頭でもご紹介した通り、子供の花粉症は近年増加傾向にあります。
5歳から9歳では1割が、10代に関しては約3割が花粉症患者と言われています。
もはや大人だけの病気とは言えませんね・・・。
従って、子供でも例外なく花粉シーズンは対策が必須となります。
最低限、マスクは必須になるでしょう。
子供にとっては煩わしいとは思いますが、付けさせることをおすすめします。
また帰宅する際は、玄関に入る前に上着についた花粉をしっかり払い落とすようにしましょう。
これを心がけるだけで、室内への花粉の侵入をかなり抑えることができます。
それでも防ぎぎれなかった花粉に関しては、空気清浄機などで吸い取るようにしましょう。
子供からしてみれば何をしているのか訳が分からない部分もあると思うので、親が率先して行って教えてあげるのがベストだと思います。
子供が花粉症になったら、何科の受診がベスト?
子供が何かしらの病気にかかったら、まずは小児科に行くことを検討されるかと思います。
しかし、季節や症状からして花粉症と思しき場合は耳鼻科に行きたくなる気持ちも分かります。
一体どちらに行けばよいのでしょうか?
花粉症と思っていても実は風邪だったということもありますし、逆も然りです。
そのため、まずは小児科に行ってみましょう。
そこで、先生から花粉症が疑われた場合には、耳鼻科に行くという流れが自然です。
耳鼻科に行けば専用の器具や血液検査で、本当に花粉症かどうかを調べることができます。
しかし、小さな子にいきなり鼻の奥へ器具を入れたり、血液検査をするのは酷ですよね?
そこまでやってから、実は風邪だったら子供に申し訳ないので、まずは小児科に行くことをオススメします。
子供が花粉症になった時の検査内容ついて
花粉症の検査は大きく分けて4つあります。
2つ目は皮膚テストです。皮膚上に花粉が付いたエキスのようなものを垂らして反応が出るかどうかを確かめます。
3つ目は目薬を使ったテストです。花粉が含まれたエキスを目に垂らし、症状が現れるかどうかを確かめます。
4つ目は鼻の検査です。鼻の中にアレルギー物質を入れてみて、どういった反応が出るかを確かめます。
いずれにしても、花粉をわざわざ摂取させるわけですから、被験者が辛い思いをすることは言うまでもありません・・・・。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
思いのほか多くの子供が花粉症に悩まされているという実態を知って驚いた方もいらっしゃるかもしれませんね。
花粉シーズンに風邪のような症状で子供が苦しんでいた時は、市販の風邪薬で治そうとせず、花粉症のことも念頭に置きながら一度病院へ連れて行ってみてください。