海外では、バレンタインデーの日、男性から女性へプレゼントを贈るのが一般的で、ホワイトデーというイベントは存在しないところが多いんです。
しかし日本は逆で、ホワイトデーは「バレンタインのお返し」として定着していますよね。
実はそれ、ある老舗お菓子屋さんが作り出したものだったのです。
ホワイトデーの生まれは日本?
昭和52年、福岡市にある石村萬盛堂というお菓子屋さんの社長は、新しいお菓子を作るのに試行錯誤していました。
そんなある日、雑誌を読んでいる時ふと目にしたものがありました。
「男性からバレンタインのお返しが欲しい。せめてマシュマロとか、ハンカチとか手軽なものでいいから貰いたい」そんな女性の声が世の中にはあったのです。
そこで社長は同社の銘菓「鶴乃子」を使おうとひらめきました。
このお菓子は、マシュマロ生地で黄味餡をくるんだもので、博多銘菓にもなっています。
これにチョコレートを代用し、コンセプトを考えました。
「バレンタインデーに君からもらったチョコレートを、僕のやさしさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ」こうして中にチョコが入ったマシュマロが完成し、「マシュマロデー」という日が誕生しました。
また全国飴菓子工業協同組合は、昭和53年にキャンディーを贈る日として、売り上げ向上に勤しみました。
これがのちに、マシュマロやキャンディーだけでなく、バレンタインのお返しにももっと選択肢を増やそう、という百貨店からの申し出で「マシュマロの白を想起させる」、白には「縁起が良い」「幸福を呼ぶ」という意味がある、などの説から「ホワイトデー」になったと言われています。
バレンタイン チョコレート VANDENDERプラリネショコラ《SILVER》5個入
プレゼントに込められた意味の真相
そんなほっこりするエピソードがあるにもかかわらず、現在世間では「ホワイトデーのプレゼントには意味があるから気をつけて」といった話を耳にすることが増えました。
その、意味とは・・・?
・クッキーには、友達でいてください。
・そしてマシュマロには・・・あなたのことが嫌いです。
ホワイトデー誕生当時はあんなに優しく甘い意味があったマシュマロなのに、なぜまったく逆の意味で広まっているのでしょうか。
実は、どうやら「君の気持ちには応えられないから、やさしさで包んで、そのままお返しするよ」と、時代とともに変わって解釈されているらしいのです。
しかし石村萬盛堂は、「このような間違った解釈が広まっているのは悲しい。ホワイトデーに限らず、遠くの見知らぬ人に振り回されるより、どうか目の前の人と、日々笑顔でお過ごしくださいませ。
38年前、石村萬盛堂で生まれたホワイトデーが、今年も心と心をやわらかく包み込みますように。」という新聞広告を出したそうです。
女子がもらって嬉しいプレゼント
やっぱり誰にあげても無難なものは、スイーツでしょう。
特に、職場の女性に日頃の感謝の気持ちも込めてプレゼントっていう場合は、数が必要です。
そんな時は、クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子セットがオススメです。
さらに、最近はマカロンが数多く出回っています。
カラフルで見た目も可愛いので、女子ウケすること間違いなしです。
好きな人にあげる場合や、カップルの間では形に残るものが嬉しいという女子が多いように思います。
まだ付き合っていない人には、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリー、可愛くて普段自分では買わないような、ちょっと値のするノートやボールペン、ハンカチなどが喜ばれます。
カップルにはペアアクセサリー、キーケース、ハンドクリーム、入浴剤、マニキュア、口紅、アロマフレグランスなど、相手の好みを知っている間柄だからこそ選べるものが良さそうです。
付き合いが長くなってくると、プレゼントのレパートリーも尽きてきそうですが、マッサージ・スパ・エステなどのチケットなんかは、なかなか思いつくものでない上に、サプライズ感もありとても嬉しいです。
まとめ
身近な人のためにする「お返し」その気持ちが本当の意味でのホワイトデーであるのではないでしょうか。
大切な人と笑顔で過ごすというその根本的なところを見落としてしまいがちですが、コミュニケーションをとることで、ホワイトデーの存在意義を大切にすることが大事なのだと改めて感じました。
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