暖かくなってきて外に出る機会も増えますが、帰ってきてなんだか目の調子が悪い・・・という方、もしかしたらそれ、紫外線アレルギーによるものかもしれません。
今回は、見落としがちな紫外線アレルギーがもたらす目の症状と治療法についてまとめました。
紫外線アレルギーがもたらす目の症状とは?
紫外線を浴びることで伴う目の不調でよくある症状は以下の通りです。
・目のかゆみ、痛み、腫れ
・充血(下瞼は白い)
・涙が出る
・目の異物感、ゴロゴロする
・目が開けていられなくなる、しみる
重症の場合、黒目に白い影が出ることもあります。
紫外線アレルギーは花粉症の症状と似ているため、軽視されがちですが放っておくと症状は悪化するので、早めの対策が大切です。
特に、下瞼は紫外線が当たらないため、赤みは出ませんが、花粉症の症状であれば赤みが出ます。
また、目の他にも肌へのかゆみや湿疹、ブツブツなどの症状もあるというような違いから、紫外線アレルギーを疑います。
紫外線アレルギーによる目の不調?と思ったら検査へ
「紫外線アレルギーかもしれない」と思ったら、まずは検査をしてみましょう。
目のみに症状が出ている場合は、眼科へ、皮膚にも症状がある場合は皮膚科やアレルギー科に行き、「光線過敏症テスト」を受けます。
これにより、一定の光線を浴びた後にアレルギー症状が出るか否か、ということがわかります。
もし結果が紫外線アレルギーと診断されれば、目の不快な症状も
紫外線アレルギーの可能性が強いということになります。
ただ、アウトドアのレジャーなど大量の紫外線を浴びた後に検査すると、アレルギー診断されるケースが多いようなので、注意が必要です。
紫外線アレルギーの診断結果を持った上で、眼科も受診すればより確実な目の治療をしてもらえるでしょう。
紫外線アレルギーによる目の不調 その治療法とは?
紫外線の影響を放っておくと、白内障へのリスクや、白目の部分に瞼裂斑という黄色いできものができることがあります。
こうなると手術しないと取り除けなくなってしまうので、早めの治療が大切です。
皮膚にはステロイド剤や、飲み薬を皮膚科で処方してもらいますが、目には眼科で症状に合った点眼薬を処方してもらうことが、治療への近道です。
目の充血がひどいからといって、独自の判断で充血を取る目薬を使い続けてしまうとその目薬の血管収斂剤によってかえってリバウンドし、充血を繰り返すことにもなります。
帽子やサングラスの使用を心がけ、目になるべく紫外線を入れないということも大切な治療であり、予防方法です。
まとめ
少しでも紫外線のアレルギーの症状と似ていたら、病院を受診することをお勧めします。
アレルギー症状は一度発症すると完治するのは難しいと言われているため、医師のアドバイスを受け入れながら、薬を上手に取り入れ、
日常の行動にも気をつけながら、うまく付き合っていくことが大切です。