紫外線が気になる季節、その強い日差しから目を守るために多くの人に使用されているサングラスですが、サングラスと一口に言っても様々な種類があります。
そこで今回は、目に優しいと言われる偏光レンズについて、一般的なサングラスとの違い、気になるUVカット効果、デメリットをまとめました。
話題のサングラス 偏光レンズと一般レンズの違いとは?
●一般のレンズでは防ぎきれないギラツキ・チラツキ(眩しさの原因)を抑える
●透過率(カット率)以上に眩しさを防いだすっきりとした鮮明な視界を実感
●なおかつコントラストも良く非常に見やすく眼の負担が少なく楽になる
というようなメリットが挙げられます。
偏光レンズは、レンズに挟みこまれた専用の偏光フィルターにより、眩しさの原因となる反射光を効果的に取り除き、目に優しい光だけを通します。
これにより、一般的なサングラスに比べて、路面や水面からのギラギラした反射光をカットするため目が疲れにくく、すっきりとクリアで快適な視界が得られることが特長です。
これらの特徴から、釣り、マリンスポーツ、アウトドア、屋外スポーツをする方に多く使用されています。
日常生活でも、運転中のフロントガラスの反射による視界の見にくさを軽減してくれたり、サングラスをかけているのに眩しくて視界がよく見えないといった不快感から解放されます。
話題のサングラス 偏光レンズにuvカット効果はあるの?
では、そんなに目に優しいサングラスなら、目に優しい光だけを通すなら、紫外線からも守ってくれそう・・・と思ってしまいませんか?
でも実は、偏光レンズそのものにはuvカット効果は付いていません。
uvカット効果が欲しければ、uvカットと表示があるものを選ぶか、またはメーカーにオプションで付けてもらうことになります。
UVは偏光とイコールではないんですね。
そしてuvカットがされていない濃い色のサングラスは、濃い色がuvを防いでくれそうな気がしますが、実は瞳孔は暗いところで開くので、より多くの光(紫外線含む)を吸収していることになります。
濃い色のサングラスを選ぶ際は、UV400加工が必須でしょう。
話題のサングラス 偏光レンズのデメリットとは?
偏光レンズにもデメリットがあります。
●液晶画面が見づらい
偏光レンズをしたままの視界では、首を傾けるとハーナビやスマートフォンなどの液晶画面が暗くて見にくく感じます。
ですので、その度にレンズを外さないと目には負担がかかります。
●熱と水分に弱い
偏光レンズは熱と水分に弱いため、高温になる車内に置きっ放しにしたり雨・水に濡れたままにしておくと偏光レンズを構成している膜が破壊され、本来の機能が失われることもあります。
●個人差がある
自分の顔にフィットしていなかったり、レンズに歪みやひずみがあると光の取り込み方に誤差が生じ、酔ったような気分になる人もいます。
これらのデメリットを踏まえ、自分が求める用途に合っているか?を検討した上で購入しましょう。
まとめ
屋外でのアクティビティや運転に最適と注目されている偏光レンズですが、特殊なレンズであるためその性能を正しく理解していないと、
せっかく購入しても自分には合わないかも・・・と使わなくなってしまう人もいます。
サングラスの「レンズ」にも偏光をはじめ、調光やUVカットなど様々な種類があり、用途によって使い分けることでそのレンズの特性を最大限に生かすことができます。
偏光レンズは万能サングラスではなく、その内の一つと思っておいた方が良いかもしれませんね。