秋と言えば、月にお供えするだんごとススキ。
どうして供えるのがだんごなのかと考えたことありますか?
月とだんごの意外な関係をご紹介します!
きっと聞かれなくても言いたくなる雑学になりますよ!
月見だんごの由来
月見だんごは月を模してつくられますが、地域によって違うようです。
実りの秋と言われるように米などの穀物、イモ類、豆類、果物の収穫の時期でもあります。
古代より稲作を続けてきた日本は、天体や山、海などを神様として崇めていました。
太陽はご存知、天照大神(あまてらすおおみかみ)さまですね。
月は月詠命(つくよみのみこと)さまと呼ばれ、これからの豊作を願い、月見だんごが供えられたと伝えられています。
一般的には江戸時代からこの風習は広まったようで、関東地方でススキも同時に備えていたものが全国的になりました。
余談ですが、中国の故事成語に「天高く馬肥ゆる秋」というものがあります。
秋は空が高く、馬が太るくらい作物が獲れるといった意味に聞こえますが、実は全く違うんです。
これはまだ大陸内で国同士が争っていたころ、馬が肥ゆる秋は敵の騎馬兵が攻めてくるから気を付けろという意味でできた言葉なんです。
全然穏やかなものじゃないので、気を付けてくださいね。
月見だんごの意味
昔の日本家屋によくあった軒先や縁側などに、月を模しただんごを12~15個ほど並べて供えます。
神様にお供えしたということは、神様が食べたと同義なことと考えられていましたので、だんごは縁起が良いものとされています。
そして興味深いのが、子供たちが盗み食いをするといいといった風習がある地域があることです。
神様公認ということなのでしょうか(笑)
だんごの数にも十五夜だから15個、子どもの数だけ、1年の満月の数などいろいろな理由で決められています。
今では曖昧なところもありますが、伝統的にうちは○個!というところも多いらしいです。
まとめ
月見だんご、小さいころは祖母が作ってくれたことを覚えています。
そのころ、やはり豊作を願って地域のお祭りがありまして、町内会で餅まきをするんですね。
子ども用にお菓子もあったりしますが、その餅にくじが入っていて文房具やカップ麺などに交換できたんです。
もちろん餅ももらえます。その餅を祖母が醤油と砂糖で甘辛く煮てくれて。
供えるものは別で作っていたと思いますが、私たちきょうだいでよく食べた思い出がよみがえりました。
たまには地元に帰ってみようかなー。