私はペットを飼ったことがないのですが、地元にはよくワンちゃんを飼っている家が所々にありました。
犬は番犬にもなるので重宝するとのことですが、しつけとなるとうまくいかないこともあるのだとか。
家族以外の人に迷惑をかけることのないようにちゃんと子犬からしつけを覚えさせないといけませんね。
子犬のしつけ、基本はトイレ
犬のしつけには体罰よりもご褒美をあげたほうが有効だと言われています。
人でいう「褒められて伸びるタイプ」というやつですね。
人でも犬でも【いけないことをやったら叱られる】→【叱られるのは嫌なことだ】と感じ、いけないことをやらなくなると考えている人はたくさんいるでしょう。
かくいう私も、叱られて育った気がします。
人間では善悪を覚えさせるという目的で罰を与えられることがありますが、犬にとってはそこまで知能が発達していません。
記憶力はありますが、その記憶と飼い主の意図が結びつかないのです。
わかりやすく、犬のしつけを始めやすいものにトイレのトレーニングがあります。
しつけをするにあたって、ワンちゃんとその家族のために決めておくこと、準備しておくことを確認しましょう。
・ご褒美を用意する
・タイミングを間違えない
・方法を統一する
など決められることは細かく決めておきましょう。
しつける家族によって方法が違うと犬も混乱してしつけられなくなる可能性があります。
1.犬の便意を読み取り、トイレに連れて行く
2.用を足し始めたら決めておいた、聞き取りやすい言葉を指示語を繰り返し聞かせる
3.ご褒美を与える
おおむねこの三つを繰り返すことでトイレを覚えてくれるようです。
失敗しても怒鳴ったり、犬の見ている前で掃除することはなるべくしないでください。
それを繰り返すと犬は用を足すこと自体が飼い主にとって悪いことと覚えてしまい、飼い主に隠れて用を足してしまったりするからです。
それに犬は一度自分が用を足したところの匂いを嗅ぎつけ、そこにまたしようとします。
掃除するときは消臭を徹底しましょう。
子犬が噛む!あとで困らないようにすぐにしつけよう
犬はもともと噛む生き物なので、生後3週間くらいから噛むことを覚えます。
その頃はまだ力加減が分からないので、いろいろなものに噛みついてしまうことが・・・。
幼いうちから噛む力をコントロールすることを覚えさせれば、人に怪我をさせることがないワンちゃんに育ちます。
といっても噛むというのは衝動に近いので、完全に辞めさせることはできません。
なので噛んでいいものといけないものを覚えさせる訓練から始めましょう。
噛んでもいいものは日用品とは全く違う形状のものを選ぶと、犬は勘違いしないで覚えてくれます。
噛んではいけないものにはビターアップルなどの苦みの出るスプレーを吹きかけておくと犬は嫌がります。
苦いのに驚いて噛むのをやめたら、ご褒美として噛んでもいいおもちゃを与えましょう。
これを繰り返すことで、噛んではいけないものを噛まなくなります。
それでも噛み癖が付いてしまった場合は、噛んだらその犬を10分ほど無視する、という一連の動作を繰り返します。
そうすることで噛む→遊んでくれなくなるという認識を犬に与えるのです。
しつけのために体罰を与える人がたまにいますが、それは犬の恐怖心をあおり、ますます噛み癖が悪くなることがあります。
しつけ=いけないことをしたら罰を与える のではなく、良いこと(噛まないこと)をしたら褒美をあげるという方法にしてください。
飼い主さんと犬との信頼関係に繋がります。(決して主従関係ではありません)
まとめ
犬も生き物ですから叱って悪いことを覚えることは可能です。
ですが、その意味をちゃんと理解しているのかどうか確認する術がありません。
これは人間にも言えることですが、ちゃんとコミュニケーションが取れる信頼関係を築くためにも体罰より褒美の訓練をさせてあげてくださいね!